ディスカバリーキャンプ トゥモローズフレンズプログラム〜柔道の学校体育導入支援〜
日本とブラジルは、2016年10月に締結したスポーツ・体育教育分野における協力覚書に基づき、日本発祥の武道として広く普及している「柔道」の人間教育の側面に着目し、ブラジル学校体育教育への柔道導入に取り組んでいます。
この取組の最初の事業として、ブラジル柔道指導者7人を日本に25日間招聘し、筑波大学を拠点に、日本の学校体育分野における柔道の講義、実技、視察等を実施しました。筑波大学及び講道館等の協力のもと、日本の学校体育制度や柔道の安全指導等に関する講義、子どもや生徒への指導を想定した実技、学校体育授業・部活・町道場・大会の視察など、合計38のプログラムを実施しました。ブラジル柔道指導者は、日本における学校体育分野の柔道の現状について、様々な知見やノウハウを得ることができました。
参加者からのコメント :
今回日本で学んだこと、見たことは大きな財産であり、この経験をブラジルで伝え続けることが重要な使命である。私は貧困地域の出身であり、柔道に助けられ、日本に来られたのも柔道のおかげ。貧しい子ども達が、スポーツによって同じ経験ができたら嬉しい。そのためにも、今回のメンバーと経験を分かち合い、お互いを励まし、この火を絶やさぬよう精進していきたい。